代表的なミュージカルオーディション
若い世代を中心に、昨今ではミュージカルが絶大な人気を誇っています。もともとはアメリカで誕生した新劇ですが、長い歴史の中で日本独自の進化をたどっています。
人気アニメやゲームを題材にした作品があり、これが若い世代に支持されるようになったといえるでしょう。そこでここでは、ミュージカル界お代表的なオーディションについて簡単にご紹介をします。そのオーディションというのは、「アニー」というミュージカルです。主人公は毎回ダブルキャストとなっていて、小学生の女の子しか挑戦することができません。総勢900名のキャストで送る大作で、上演時間は5時間もあるほどです。毎年1月に東京で開催され、全国各地から約20万人もの方が集っています。初上演が1980年で、40年経過した今でも日本の芸能史でこれほどの大規模な演劇を開催されているところはありません。代表的なミュージカルでは、その規模も規格外ということがわかるでしょう。
宝塚が開催するオーディションについて
ミュージカルでも有名な宝塚では、毎年音楽学校への入学者を募集しています。性別や年齢が限定されているだけでなく、舞台に立つことができる容姿の素晴らしさも要求されるなどかなりハードルは高めとなっていますが、活躍したいのであればそちらから応募すると良いでしょう。
一方でミュージカルに限ってオーディションを行うケースもあります。例えば宝塚のある演出家が行うミュージカルでは、そのたびに参加する人をオーディションで選んでいます。そうすることでその人のアピール力や勢い、輝きといった独自に持つ魅力などを見定めているのかもしれません。
しかしそれ以外では全国から幅広く参加者を応募するといったことが行われていないようです。基本的には学校へ入学した生徒の中から先生たちが独自に選び出し、誰がどの役を担当するのか配役まで決めています。そのため一般の人が応募するのは非常に難しく、どうしても舞台に立ちたいと言うのであれば学校へ入学するのが一番の近道です。